2025/08/27

2度目の産卵(産卵中)

 

【2度目の産卵】2025.08.27
昨夜の「予兆」通り産卵が始まっており06時30分には卵が50個ほどガラス面に産み付けられていた。確認したのは数分だけで移動しながら空いたスペースに産み付けていくようなイメージ。まだ卵の個数が少ないので産卵真っ最中の状況が確認できた。

【産卵の周期】
夕方水槽点灯後に確認すると卵の数は約110個と前回の産卵と(17日の間隔)ほぼ同数の卵を産み付けた。さほど季節に関係なくその個体が繁殖期に入ると定期的に産卵する。今回も多少白く濁って見える卵が3割程度はあり消灯後にどれだけ選別されるか。産卵場所は通常水面(水槽最上部より6cmの位置)よりさらに6cm下へ全て産み付けられた。冷却ファンの直径が水槽上部より下方へ12cmあり前回は卵がファン本体の陰に隠れたが今回は計った様に冷却ファンを取り外すことなく全ての卵が確認できる。ガラスに貼りついた卵は粘着力が強く簡単に剥がれないため前回水面3cmの位置にどうやって産み付けたかは謎のまま。単純に考えると産み付けた直後の卵は粘着力を保ったまま押して移動させることができるのではないかという憶測が残る。

孵化10日目(兆候)

 

【孵化10日目】2025.08.26
先日より「ガラス拭き」ポジションへオスが頻繁に現れる。産卵日より16日目で半月が経過してるので無くはない。

【予兆】
日付けが変わる前に特に争うことなくメスが現れてしまった。
明朝に産卵していてもおかしくないという状況。

孵化8日目(稚魚のエサ)

 

【孵化8日目】2025.08.24
稚魚の体長は約15mmで孵化日より経過した日数ほどの成長が観れない。

【稚魚のエサについて】
苔が主食でこれが確保できないことがこれまで稚魚の生存率を下げる原因。過去の飼育では親と同じタブレット状のエサを食べだすまでに程んどが餓死してしまう。
茹でた「ほうれん草」や「昆布」などをエサにした経験はあるが水を汚しやすいのが欠点。水替えでカバーできれば良いが問題は「プラナリア」や「ミズミミズ」が必ずといってよいほど沸くのと満足いく成果が得られなかったことでこれらの使用は断念した。稚魚の育成に限らず扱いやすいのが「ブラインシュリンプ」で慣れれば毎日沸かすのも簡単でこれを食する魚類、稚魚育成は極めて容易になる。水槽全体が餌場となり特別競り合うこともなく満遍なく生体に行きわたることで個体差も生じにくい。ブラインシュリンプの卵は管理すれば長期保管が可能でコスパも良く栄養価が高いという殆どの魚が好むスーパーフード。
問題はロイヤルファロウェラの稚魚が食べるかどうか。ガラス面に貼りつく口の形状で浮遊しているブラインシュリンプを泳いで捕食する姿は残念ながら想像出来ない。ベアタンクであれば底面に落ちたところを何とか捕食できる可能性はあるが、ソイル水槽では稚魚の底面生活率は低く餓死する前にエサとしての認識ができるかどうかが課題となる。親魚2匹と同居のパンダシャークローチ3匹は直ぐにエサとの認識ができたようで食べてはいるので当面継続予定。

【鱗板】
ナマズには鱗が無いが同じナマズ目に属するコリドラスの仲間は鱗板(りんばん)という堅い鱗が鎧のような役目をして一撃で捕食される防御の役目を果たしているとのこと。ロイヤルファロウェラもおそらく同じでどちらかというと見た目はワニのような鱗板骨(りんばんこつ)骨の一部のような鱗で動きと外観に魚類が爬虫類として陸上に上がる過程、進化の神秘が感じられる。

2025/08/25

孵化4日目(稚魚の飼育環境)

【孵化4日目】2025.08.20
ヨークサックの吸収もあり体長14mmとここまでは順調。逆に言えばここからしっかりエサが食べられないと成長は伸び悩む。

【稚魚の飼育環境について】
過去の飼育経験では産卵箱を使用していた。メリットとしては生存・状態確認が容易である事と他の魚からの保護。産卵箱を使用するリスクとしては狭いスペースでのエサの食べ残しによる水質の悪化、酸欠、過密により行動範囲も抑制されること。他の魚と完全に隔離できることで飼育魚の種類を増やすような目的で多用した経験があるが直接産卵箱内に水流を作るなど工夫も必要となり魚種にもよるが飼育難易度は上がる。対して現在は親魚が産まれた稚魚を保護、もしくは稚魚を食さない魚種しか飼育・鑑賞しないため産卵箱は不要となった。稚魚にとっての外敵は無く、広いスペースで水草、流木、ガラス面、水流のある場所とそれぞれの個体が好みの場所へ遊泳することができるので飼育環境は大きく改善された。水槽の管理はレイアウトを極力シンプルにすることで鑑賞・確認を行いやすい状態にすることを優先にしてみた。


孵化2日目(体長12mm)

 

【孵化2日目】2025.08.18
稚魚の体長は12mm。ヨークサックはほぼ吸収され殆どの稚魚がおしりに糸状の糞を引きずっていることで何らかのエサは食べていることが確認できる。

2025/08/20

孵化1日目(積算温度)

 


【産卵7日目・孵化1日目】2025.08.17
35個全ての卵が孵化しエアレーションを設置。酸欠防止と稚魚が水流を好むため。
※浮遊物はブラインシュリンプ(8月14日より毎日与えている)
孵化については実質4日間に跨ったが大半が孵化した8月16日を孵化日と設定。

【積算温度】
孵化に要した日数と積算温度についてまとめると下記の通り。
日付/孵化に要した日数/孵化数/積算温度/ ※水槽の平均水温は27℃
08月14日(産卵4日目)01匹(108℃)
08月15日(産卵5日目)00匹
08月16日(産卵6日目)31匹(162℃) 
08月17日(産卵7日目)03匹(190℃)
ロイヤルファロウェラの積算温度は「108℃~190℃」平均「163℃」
水温によって孵化に要する日数は下記の通り(概算なので目安)
23℃=7.1日
24℃=6.8日
25℃=6.5日
26℃=6.2日
27℃=6.0日
28℃=5.8日

・孵化1日目の稚魚(体長10mm)

・平穏を取り戻したオス個体(左)メス個体(右)

2025/08/19

産卵6日目(孵化)

 

【産卵6日目・孵化初日】2025.08.16
水槽内に複数の稚魚が確認できた。稚魚の数は数えられないが孵化していない卵が残り15個なので丁度20匹孵化したことになる。生まれたばかりの稚魚のサイズは9~10mm程度。稚魚のサイズとしては大きめで孵化直ぐに親魚と同様ガラス面に貼りつくこともでき遊泳力もある。

【誘発】
通常通り毎週1回の水替えを慣行。プロホースで普段より慎重に約10ℓの水を抜きタンクより水量を調整し水質が急変しないように15分程度掛けゆっくり新しい水を注ぎ込む。丁度卵の孵化が始まったタイミングで水替えをすることは推奨しないが、無精卵の残骸とか水質悪化の方が危険という判断。エアレーションを掛けながら行ったことでそれなりの刺激はありで水替え中に程んどの卵から稚魚が飛び出し孵化を誘発することにはなった。

【水替え後】
卵は残り3個のみとなったが、オスは水替えが終わると卵を保護するため定位置に戻る。

・孵化初日の稚魚(体長9~10mm)

産卵5日目(孵化直前)

【産卵5日目】2025.08.15
8月15日の深夜、日付けが変わるまで様子を確認してみたが本日は1匹も孵化せず。時折孵化を誘発させるように卵を咥えて刺激を与えるような行動を取るが1匹目の孵化が極端に早かっただけで卵の状態は順調。

2025/08/17

産卵4日目(フライング)


【産卵4日目】2025.08.14
卵の数は2日目以降35個と変わりなくしっかり保護され順調に成長している。何故か一番下の卵だけ空体。先日は順調に成長していることを確認できたのにどういうことか。


【フライング・クロ】
あやうくロイヤルファロウェラの積算温度(卵が孵化するために必要な日数)を書き換えるところであった。黒っぽい稚魚が泳ぎながら奥側のガラス面に移動するところを確認。産卵何日目というタイトルで記録しているが、実際は産卵初日は0日で翌日を1日目とカウントしなければ誤解を生むので後日全て修正する予定。(2025.08.11を1日目としていれば修正後)
他の卵が続いて孵化しないので明らかに「フライング」で迷わず名前は「クロ」~銀河鉄道999 第96話より~

産卵3日目(卵からの視線)


【産卵3日目】2025.08.13
管理する卵の全体を確認すには冷却ファンを外す必要があるため、オス親に極力刺激を与えないよう離れた下段の卵2個をクローズアップ。卵の中に目がしっかりと形成されこちらを向いて今にも卵から飛び出しそうな稚魚の様子が確認できる。


メス親はこれまで飼育した全てのロイヤルファロウェラくつろいだベストポジションで静養中。

産卵2日目(卵の保護)




【産卵2日目】2025.08.12
昨日同様にオス親が「管理・保護」している卵の数は35個。前日以降卵の数を減らさなかったことで、無差別に剥がしとっていなかったことが確認できた。


動画の中では口の中にも卵があるが食さない。これまでこの壁面から離れることは無く、やや下に離れた2つの卵についても移動し「水流」を送り管理を続ける。

産卵1日目(卵の選別)


【産卵1日目】2025.08.11
一晩でバッサリ。昨日約120個あった卵は本日数を数えると35個。
無精卵を放置すると腐敗しカビが生えたり正常な卵まで悪影響を受けるためオス親が潰す、または剝がしとる。前日の「産卵時画像」と比較すると濁った卵は全て剥がしとられているので一見大丈夫ではないかと見える卵もしっかり見分け(判断)している。


初日にぎこちなかったオスの鰭の動かし方も安定してきた。メスは育児に参加しないが剥がし落とした卵がほとんど見当たらないのでメスがたぶん食べた。翌日これ以上に卵が減ると単純に食卵とも考えられるけど、下段に残された2つの卵でその管理の精度が伺える。

2025/08/15

産卵(120個の卵)


【産卵日(0日目)】2025.08.10
未明に産卵した卵の数は約120個。過去の別個体での産卵では60~100個程度なので初めての産卵としてはかなり多い。卵の大きさは約2.5mmと熱帯魚の卵としては大きめ。残念ながら画面上で白く濁って見える4割程度の卵は無精卵でここからオス親の管理が始まる。


【卵の世話】
産卵された卵は孵化するまでオス親がエサを食べずに管理する。鰭をパタパタと動かし水流を送り込み、ガラスを磨くように口を使って卵の表面もきれいな状態で維持する。水面から約3cm程度のところまで卵が産みつけられているがこんな高い場所にはほんとはあまり産卵しない。正面ガラスではあるがここに冷却ファンが設置されているので陰に隠れる計算で産卵した模様。空調ファンは撮影のため一時的に取り外している。


【下段の卵】
冷却ファンを元に戻すとこの状態。やや離れて産み付けられた下方7個の卵が気になるところも既に白く濁っておりこの中で有精卵は左下側の2個のみ。

ゴールイン(誘導)


【ゴールイン】2025.08.09
メスへの接触といわゆる「巣づくり」を繰り返しようやく準備した産卵場所へメスを誘い込むことに成功。


【産卵の予兆】
時間は0:00を過ぎて本来であれば消灯している時間ではあるが産卵撮影のため時間を30分だけ延長。今回は撮影を諦めますが明け方までには産卵しているという前兆の行動。

2025/08/14

テリトリー(産卵準備)

【ガラス磨き】2025.08.03

産卵場所を決めたオスはガラス面を綺麗に磨き続ける。メスは流木や壁面(ガラス面など)に卵を産み付ける。たぶんその卵が簡単にはがれ落ちないように、産み付けた卵に悪影響を与える可能性があるものを除去するためにこのような行動をとる。動画では動きが止まってしまい伝わりにくいけどこの準備は数日間続く。

【90cm水槽】

【60cm水槽】

少しの間水槽内に変化が無いためロイヤルファロウェラのオスに見ならいレイアウトをシンプルにして2つの水槽のガラス磨き(正面のみ)

2025/08/13

アプローチ(主導権)




【求愛】2025.07.30
メスが水槽を移動してから4日が経過。画像では仲良く寄り添うようにしか見えないがこれまでのオスのアプローチは強め。


【主導権】
争う気配は無く拒絶するわけでもなくメスの方も好意的。あとはこのオスに本能とは言えメスが産んだ卵を約1週間守り抜き管理する力量があるかどうか。

2025/08/12

アタック(産卵場所の決定)


【風格】2025.07.28
環境によって体色を変化させるというロイヤルファロウェラ。よく見る個体は灰褐色でこの個体は流木に擬態したかのような茶褐色。♀が水槽に入ったことで少し風格も出てきた。


【ご挨拶】
半日が経過しようやく♀に接触。

 
【力比べ】
普段は静かな水槽内でロイヤルファロウェラの押し合いが始まる。何事かと同居魚のパンダシャークローチ3匹が見守る中での力比べ。ここでメスに軽く追い払われるようであればこれ以上の進展はないが意外と互角。この水槽にメスの方を移動させたのはオスに「地の利」を与えるため。あとから水槽に入る「侵入者」は立場的に不利になることが多い。魚種にもよるがオスが「巣作り」的な準備行動をするこの魚にとっては今回力関係で優位になりそうなメスの方を移動させたのは一応計画的な準備ではある。
 
【産卵場所の準備】2025.07.29
水槽の右手前を産卵場所と決めたようで終日同じ場所磨いている♂個体。15年ほど前に繁殖させていた時は「産卵場所」が全て右奥の壁面で外部ろ過装置の排出口付近。現在はスポンジフィルターのみと濾過能力は低めで右手前は冷却ファンの送風口付近となりここを選択した理由は定かでは無いが、ここを産卵場所にするのであれば卵の状態が確認しやすく観察側としてはベストポジションとなる。

2025/08/11

ファーストタイム(警戒と静寂)



【警戒と静寂】2025.07.28
水合わせ後に♀を水槽内に送り込んで数時間、日付けが変わってもお互いに干渉せず。
変わった事と言えば♂(手前)の背びれの赤みが増しサイズ的に見劣るした♂が普段より鰭を張り体を大きく見せている事。


パンダシャークローチにエサをつつかれても硬直が取れない異常な緊張状態。
「他魚に対しあまり干渉しない」そこが温厚な性格と言われる理由。

2025/08/10

生態と紹介(水合わせ)

 


【初対面】2025.07.27
60cm水槽で飼育しているロイヤルファロフェラのオスとお見合いさせるために90cm水槽で飼育していたロイヤルファロフェラのメスの水合わせを行っている。
ここからはあくまでも飼育における経験に加え推測も入るので飼育の参考まで。

【ロイヤルファロフェラの生態】
南米原産のナマズ目、ロリカリア科、ファロウェラ属に分類される淡水熱帯魚。
主食は苔で水草に付着した苔も食べるが水草を痛めることが少なく細長い体形に鋭く伸びた背びれとその美しいフォルム、水槽の掃除力の高さ、他魚との混泳でトラブルが少なく性格も温和と言われタンクメイトとしても人気の高い淡水熱帯魚。
※表記の個体サイズはフィラメントを除いた頭部先端から尾鰭中央部までの長さ

【ロイヤルファロフェラ(オス3歳12.0cm)】
オスは2022年9月11日に5匹同時に購入した個体で当時5cm程度。他の4匹は落ちてしまった為、その時の唯一の生存個体。性格が温和というのは多種との混泳向き言う意味で、縄張り意識が強めで同種間では攻撃的な一面もあり複数飼育ではストレスを受け餓死も起こりうる。この水槽で結果的に1匹となってしまったのはそれらを回避する環境が構築できていなかったという飼育者の問題で5匹の中で特に環境適応力が高かったオスが60cm水槽を支配。

【ロイヤルファロフェラ(メス4歳13.5cm)】
メスは2021年8月8日にペアで購入した個体で当時7cm程度。ペアという表現がいわゆる「つがい」の販売で使用されますが、私的には単なるオスとメス。オスは頭部の側面「髭(ひげ)」が生えるので成熟した個体であれば性別の判別が容易にできると言われていますが私はライオンでいう鬣(タテガミ)と呼ぶ。注意したいのは鬣があればオス確定となるが、成熟していない個体、又、強い♂が同居している場合に委縮して鬣を隠す個体がいるので、メスとして見誤れることがあるので注意。この2匹については数か月たってからメスの気性が荒く攻撃的になり隔離を考えていた時にはオスが落ちていました。オスを亡くしたので翌年、上記5匹を購入し60cm水槽で飼育、メスは気性が勝っていたので90cm水槽に移動させたのがこれまでの経緯。

今回の記録は3年間別の水槽で育てたやや気性の荒い2匹のペアリング。繁殖個体としてはに十分成長しているがややオス個体が年齢的、サイズ的にも見劣っているのでメスに対抗できるかが鍵。

産卵後の経過(2日目~)